【ウマ娘】スイープトウショウで学ぶ最近の歯医者
スイープトウショウで学ぶ最近の歯医者
ある日スイープトウショウは虫歯になってしまった
「ほら!歯医者に行くぞスイーピー!」
「ヤダヤダヤダー!」
「虫歯を放置していると菌が脳に入ってしぬこともあるんだぞ!しんでもいいのかスイーピー!」
「ヤダヤダヤダー!」
嫌がるスイーピーを連れてトレーナーはトレセン学園と提携している歯医者へ向かった
院内に入るとそこは静かで明るく清潔な空間が広がっており
「へぇー最近の歯医者はこんな感じなんだな…あっ予約していたスイープトウショウです」
「お待ちしておりました お客様に安心していただけるように環境を整えているんですよ」
「なるほど…これなら安心だよなスイーピー!」
「ヤダヤダヤダー!」
相変わらずスイーピーは嫌がっていましたがそこに診療を終えたトウカイテイオーをテイオーのトレーナーが出迎えていた
「おっ診察が終わったのか…どうだった?テイオー」
「ヒヒヒ…ボクニカカレバラクショウダモンニ…」
テイオーは薄ら笑いを浮かべながらテイオーのトレーナーと一緒に帰って行った
そうこうしているうちにスイーピーの順番がやってきた
「さっきのテイオーを見ただろ?笑ってたじゃないか!怖くないってほら行くぞ!」
「ヤダヤダヤダー!」
診療台に着くと隣には顔面蒼白のマヤノトップガンがいた
「お願い…早くアレをちょうだい…マヤもう耐えられない…」
「これを吸っていればすぐに気持ちよくなりますからねー」
隣の機械から伸びたチューブがマヤノの顔に取り付けられるとみるみる表情が変わっていき…
「マヤノトップガンさん気分はどうですか?」
「はぅぅ…気持ちいいよぉ…もっとぉ…もっとちょうだいっ…」
先程までの顔面蒼白な様子が嘘のように様子が変わり歯科治療が始まった
「すいませんアレは一体なんですか?」
「アレは笑気麻酔といって鎮静効果のあるガスを吸い込むことで不安や恐怖心が収まり楽しい気分で治療を受けることができるんですよ」
「へぇーすごいですね…でも安全なんですか?」
「笑気麻酔は毒性がないため副作用は殆どありませんよ」
「なるほど…スイーピーもこれなら安心して治療を受けられるな!」
「ヤダヤダヤダー!」
そしてマヤノの治療が完了してスイーピーの治療がはじまった
「ヤダヤダヤダー!」
しかし笑気麻酔の器具を着けるのを嫌がり
ようやく着けることができてもマヤノのように表情が変わることはなかった
「濃度は上げてみたのですが…この子は笑気麻酔が効きにくい体質なのかもしれませんね」
笑気麻酔は優れた治療法であるが効く効かないがはっきり分かれてしまうという欠点がある
「うーむ…笑気が効かないとなると静脈内鎮静法しかないか…」
「静脈内鎮静法?」
静脈内鎮静法とは鎮静剤(全身麻酔を軽くしたようなもの)を静脈に点滴して半分眠ったような状態にする方法のことで
笑気とは異なり静脈に直接鎮静剤を投与するためほぼ確実な鎮静効果が見込めるのである
「ただ静脈内鎮静法を使う場合は胃の中のものが逆流して窒息してしまう可能性があるため食事を抜いてもらわないといけないのですが…」
幸いなことにスイーピーは歯医者への恐怖により朝から何も口にしておらずその点は問題がなかった
「ただ安全性の方は大丈夫ですか?」
「医学の進歩により現代では麻酔の事故はほぼ発生しません…それよりも治療中に暴れたり虫歯を放置するほうがよっぽど危険ですね」
「なるほどそれは確かに…麻酔を打つぞスイーピー」
「ヤダヤダヤダー!」
とはいえ麻酔の同意書は書く必要があるらしくトレーナーはそれにサインした
「プロポフォール投与します」
静脈内鎮静法は点滴のため腕に注射をする必要がありそれにもスイーピーは激しく抵抗したがどうにか麻酔を投与することができた
「治療がはじまるぞスイーピー」
「…」
スイーピーはぼーっとした様子になり反応がない
「いつもはここで嫌がるところですが…麻酔の効果はすごいですね…」
「恐怖心なく治療を受けられて治療中の記憶もほぼないため好評なんですよ」
こうしてようやくスイーピーの虫歯の治療がはじまった
まずはクリームのようなものが歯茎に塗られていく
麻酔用のクリームで先に塗っておくと痛みが少なくなるものだ
「あれ?麻酔はもうしてるんじゃないんですか?」
「全身麻酔と違って完全に意識がなくなるわけではないので局所麻酔は必要なんですよ」
最近の歯医者では痛みを少なくするために様々な工夫がされており
麻酔クリームや極細の注射針 そして電動注射器を使うことにより麻酔時の痛みを極力少なくしているのである
そのため昔の歯医者のイメージで行き痛みの少なさに驚いたという人も少なくない
先程治療を終えたマルゼンスキーも
「最近の歯医者は痛くなくってオドロキ桃の木よ!」
とトレーナーに報告していた
こうしてスイーピーの歯科治療は終わった
本人からすると意識を失い目覚めたら治療が終わっていたような感覚であり
点滴の針を刺すところさえ我慢すれば寝ているうちに治療が終わったような快適さだっただろう
終わった後もスイーピーは文句を言いながらも満足して帰っていった
このように最近の歯科治療は苦痛が少ないように進化している
歯医者=怖いというイメージをお持ちの方も考えを改めて行ってみてはどうだろうか
(もちろん度合いは歯医者によって大きく違うためよく調べてから行く必要はあるが…)
それからしばらく経ったある日…
「スイーピー!お腹が痛いのが治らないんだろ!病院に行くぞ!」
「ヤダヤダヤダー!」
次回:スイープトウショウで学ぶ最近の胃カメラ
次回:スイープトウショウで学ぶ最近の胃カメラ
まで読んだ
スイーピー「ヤダヤダヤダ」しか言ってない!
大腸カメラ回はまだですか!?
この歳で胃カメラはやばくない?
>>28
でもアスリートだし全身メンテはしといた方がいいし…
競走バは脚と同じくらい胃腸大事だからな
麻酔治療が発達してきたんなら親知らず抜くのも楽になってんのかな
>>12
親知らずは麻酔切れてからが辛いので……
>>12
麻酔自体が良く効くから抜いてる時の痛みは無いと考えても良いぞ
麻酔の抜けも早くなってるし…その分早くロキソニンキメないと辛いけど
テイオーも笑気麻酔受けてたのか…
えっマジでこんなのあるの?
まさにこの静脈麻酔でやってもらったよ
寝て起きたら全て終わっていてめちゃ快適だった
ただ終わった後が地獄だった
親知らずが地獄なの抜いたあとに歯茎が塞がるまでだから…
マルゼンさんの時代はぶっとい注射器で麻酔打ってそう
親知らずを4本同時に抜く時に静脈内鎮静法やったわ
「痛くないし覚えてないけど意識はあるから口開けてって指示するとちゃんと開けてくれるんですよー」
って説明されたけど
いや…これどう考えても尋問とかに使うやつじゃ…って恐怖した
4本同時とか術後考えたくねえ
最近の歯医者はすごい
表面麻酔から注射するんだけど痛みが一切ない
今の注射器は蚊の針からヒントを得た技術で作ってて昔よりだいぶ痛く無くなっているそうな
親知らず抜歯も事後の痛み止めさえちゃんと飲んでれば大したことなかった
しばらく食事しにくいのとの違和感があるくらい
歯石取りだけでも歯医者定期的に行くといいよね
術後のツルツル感がすごい
ヤダヤダヤダの6文字で感情表現の全てを表せるスイープトウショウという女
引用元: undefined